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J-GLOBAL ID:202104004667988799  Research Project code:7700000053

横山情報分子プロジェクト

横山情報分子プロジェクト
National award number:JPMJER9604
Study period:1996 - 2001
Organization (1):
Principal investigator: ( , 大学院理学系研究科生物化学専攻/ゲノム科学総合研究センター, 教授/主任研究員 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJER9604
Research overview:
生物の複雑で多様な情報を処理する高度な情報処理システムとしての面に着目し、遺伝情報分子および細胞情報分子の改変により、新しい人工情報処理システムを構築することを目的として研究を行いました。核酸合成酵素によって選択的に認識される非天然型の新規核酸塩基対(x-y)を創製した。xを鋳型DNAに組み込み転写反応を行うと、RNAのxに相補的な位置に選択的にyが取り込まれた。x-y塩基対を含む新たなコドン-アンチコドンにより遺伝暗号を拡張し、mRNAの特定したコドンに対応させて非天然型アミノ酸をタンパク質に導入できた。非天然型アミノ酸(3- ヨードチロシン)を選択的にサプレッサー tRNA に結合させる酵素変異体を創製し、無細胞系および培養細胞系において、タンパク質中の任意の位置に3-ヨードチロシンを取り込ませることができた。リン酸化3-ヨードチロシン部位に選択的に結合する結合タンパク質SH2ドメイン変異体を創製した。本研究により、生物における情報分子の作用機構の解明に貢献することが出来、遺伝情報分子および細胞情報分子を統合した生体内での人工情報処理システム構築への基盤が出来ました。今後全く新しいプロテインエンジニアリングの開拓が期待出来ます。
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :

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