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J-GLOBAL ID:202104005107815860  Research Project code:13411355

微生物機能を利用したストロンチウムのカルサイトへの封じ込め技術の開発

微生物機能を利用したストロンチウムのカルサイトへの封じ込め技術の開発
Study period:2013 - 2013
Organization (1):
Research responsibility: ( , 農学部, 教授 )
Research overview:
好熱性細菌Geobacillus thermoglucosidasiusは25 mM酢酸塩、7 mMカルシウム、2 mMストロンチウムを含む結晶形成ゲル表面にてカルサイト結晶を形成する能力を持つ。G. thermoglucosidasiusの機能を利用して溶液中のストロンチウムをカルサイト結晶中に封じ込める最適な条件を探った。ストロンチウム初期濃度、G. thermoglucosidasius濃度がそれぞれ 60ppm、0.9 mg(湿重量)/mlのとき7日間で、90%のストロンチウムを除去することができた。G. thermoglucosidasius濃度が0.6、1.4 mg/mlのとき7日間でそれぞれ82%、85%除去することができた。0.3 mg/mlのときは除去効果が極端に鈍くなった。60 ppmのストロンチウムを7日間で除去するにはG. thermoglucosidasius濃度は0.9 mg/mlとなるよう添加すれば最適となることわかった。容器の底には肉眼で確認できる程の結晶が認められた。溶液中のストロンチウムはカルサイト結晶中に封じ込められ沈殿したと考えられる。
Terms in the title (5):
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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