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J-GLOBAL ID:202104006790705109
Research Project code:09157528
ジアシルグリセロールキナーゼα阻害によるメラノーマ治療
ジアシルグリセロールキナーゼα阻害によるメラノーマ治療
Study period:2009 - 2009
Organization (1):
Principal investigator:
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Research overview:
メラノーマ(黒色腫)は,あらゆる癌の中でも最も悪性度が高く,致死率も高い.メラノーマは世界的(日本も)に急増し,豪州と米国だけでも毎年1万1千人以上(多くは働き盛り)がメラノーマによって死亡している.メラノーマの生化学的特徴の一つは,乳癌,大腸癌,膵臓癌や卵巣癌と並び,NF(nuclear factor)-κBが常時活性化されていることである.NF-κBはアポトーシス(プログラム細胞死)の抑制因子の一つなので,この活性の上昇は化学(薬物)療法の有効性を減じる結果となる.従って,現在のところメラノーマに対する有効な化学療法は存在せず,その開発が待たれている.・我々は最近,small interfering RNA (siRNA)によるジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)αの発現抑制が,メラノーマの腫瘍壊死因子α(TNFα)依存性アポトーシス(NF-κBの不活性化が介在)を細胞レベルで促進することを見出した(6.応募課題の実績の項参照). ・この細胞レベルでの成果に基づき,DGKαをターゲットとした,メラノーマに対する新たな治療薬を開発・実用化するための第2段階として非臨床試験(動物実験)を開始した.そして,今後の進展が大いに期待できる結果が得られたので(「(2) 応募課題に関連するこれまでの研究成果」を参照),更に詳細に検討し,本薬剤の臨床試験,更には実用化の見通しを得る.
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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