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J-GLOBAL ID:202104006814571370
Research Project code:13408986
抗アレルギー活性を有する新規化合物の作用機序の解明
抗アレルギー活性を有する新規化合物の作用機序の解明
Study period:2013 - 2013
Organization (1):
Research responsibility:
(
, 薬学部, 准教授(移行) )
Research overview:
本研究では、中鎖脂肪酸を母核とするIgE産生抑制とI型アレルギー反応の両者を抑制する新規化合物の薬理作用を明らかにし、企業との共同研究・医薬品の共同開発を目的として基礎的解析を行った。 その結果、当該化合物はマウス骨髄由来肥満細胞 (BMMC) からのIgE依存性脱顆粒反応を100 mMにおいて約50%程度の遊離抑制作用を示した。また、腹腔内投与によりin vivoにおいてヒスタミンによる血管透過性亢進に対し用量依存的かつ有意な抑制を示した。一方、皮下投与ではIgE産生抑制は見られなかった。加えて、スギ花粉反復点鼻投与によるマウスくしゃみ・鼻掻き行動は当該化合物の点鼻投与により用量依存的かつ有意に抑制されたが、IgE産生には影響が見られなかった。 以上の成績より、当該化合物は非経口投与により、感作部位によってはIgE産生を抑制し、かつ、抗ヒスタミン作用を有することが示唆された。今後は、IgE産生や抗ヒスタミン作用の有無、既存薬との薬効比較などを行い、当該化合物の特性を明らかしていく予定である。
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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