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J-GLOBAL ID:202104007103802350
Research Project code:14543653
海産軟体動物および藻類に含まれる脂溶性成分の抽出と特性分析および生活習慣病予防機能の評価
海産軟体動物および藻類に含まれる脂溶性成分の抽出と特性分析および生活習慣病予防機能の評価
Study period:2015 - 2016
Organization (1):
Principal investigator:
(
, 大学院水産科学研究院, 准教授 )
Research overview:
(1) 本研究は、ニュージーランド産の軟体動物や海藻などの水産物、並びに藻類に含まれる脂溶性成分の特性を明らかにするとともに、抗肥満、抗糖尿病、炎症性腸疾患予防効果を見出すことを目的とする。更に、機能脂質成分の効率的な抽出法や強化養殖法について検討する。(2) 具体的には、ニュージーランド側が藻類や軟体動物から抽出物を得て、一部を日本側へ送付する。独自に確立した分析法により、日本側ではフラン酸や複合脂質、カロテノイド組成の分析と構造解析を行い、ニュージーランド側はオメガ-3脂肪酸やリゾルビン誘導体の分析を行う。日本側では、抽出物および分離した機能性脂質を用いて、細胞および動物実験によりそれらの抗肥満や抗糖尿病、炎症性腸疾患予防効果を評価する。一方、ニュージーランド側は機能性物質の効率的な抽出法や生産量の増加を目指して、水産軟体動物への飼料の開発やフォトバイオリアクターを用いた藻類養殖法の開発をはかる。(3) 本研究で日本とニュージーランドが交流を通じて、水産物中に含まれる脂質成分の新たな健康機能性の解明と産業利用にむけた生産法の開発に取り組む。これによって、両国を含め世界的に問題となっている生活習慣病予防へニュージーランド産水産物の利用が期待できるとともに、水産業の活性化につながる。更に、本プロジェクトでは日本側の若手研究者を含めた研究交流活動、ならびに両国のプロジェクト研究者に加え、関連する国内外の研究者を含めた研究セミナーを開催することで機能性食品と水産業の発展に向けた情報交換を積極的に進める。これによって、日本とニュージーランドの継続的な研究交流と共同研究体制を構築が期待される。
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Research program:
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Parent Research Project:
機能性食品
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :
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