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J-GLOBAL ID:202104007576514190  Research Project code:13411099

ジアシルグリセロールキナーゼδを分子標的とした新規2型糖尿病治療法開発に向けた総合的探索アプローチ

ジアシルグリセロールキナーゼδを分子標的とした新規2型糖尿病治療法開発に向けた総合的探索アプローチ
Study period:2013 - 2013
Organization (1):
Research responsibility: ( , 大学院理学研究科, 教授 )
Research overview:
我々は,2型糖尿病患者でのジアシルグリセロール(DG)キナーゼδ(DGKδ)の発現半減が本症の増悪化を促進することを見出した.従って,DGKδの発現量増加,残存したDGKδの活性賦活や基質DGの蓄積防止が可能になれば本症の治療に繋がると考えられる.そこで,DGKδを分子標的とした新たな2型糖尿病治療法開発へ向けて総合的にアプローチする為に,新規薬剤開発に向けたDGKδ特異的活性賦活剤のスクリーニング系の開発を行った.また,エネルギー調整食とは異なる新たな食餌療法の開発に向けて,DGKδの発現を調節する脂肪酸や, DGKδが選択性を持つDGが含む脂肪酸を同定し,細胞レベルの糖取り込みに及ぼす影響を明らかにした.今後,個体レベルでの効果も確認し,企業との共同開発を模索する予定である.
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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