Proj
J-GLOBAL ID:202104007705692830
Research Project code:7700007939
培養B細胞株を用いる新規なin vitro抗体作製システムの開発
培養B細胞株を用いる新規なin vitro抗体作製システムの開発
Study period:2005 - 2005
Organization (1):
Principal investigator:
(
, 大学院自然科学研究科 )
Research overview:
遺伝子の高頻度変異と有用な変異体の厳密な選択に基づいて、特異的抗体を産み出す免疫系の驚異的な機能を、培養B細胞株を用いて再現し、動物個体の免疫を必要としない効率的なモノクローナル抗体の探索、作製システムを構築する。この目的のためにニワトリB細胞株DT40は2つの極めて有用な性質を備えている。(1)培養中に自発的に抗体遺伝子を変異させ、膨大な抗体ライブラリーを形成し分泌できる。(2)外来遺伝子の部位特異的導入が可能なため、細胞の遺伝子操作が容易に行える。本研究では、DT40の変異機能を可逆的にON/OFF制御し目的変異細胞を安定に単離する技術及び目的抗体を産生する細胞のみを生存させ他の細胞は死滅させる正の選択法を開発し、これらの組み合わせにより革新的なin vitro抗体作製システムを確立する(図1参照)。これにより有用な抗体医薬・診断薬等の迅速かつ効率的な取得が可能となる。図1.DT40細胞は変異を誘導する酵素AID(activation-induced cytidine deaminase)を発現するため培養中自発的に抗体遺伝子を変異させ続ける。多様化した細胞集団から目的抗体産生クローンを選択する。このとき、AID発現を停止させ有用な変異を固定し、安定に目的クローンを取得する。
Terms in the title (4):
Terms in the title
Keywords automatically extracted from the title.
,
,
,
Research program:
>
>
>
>
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Return to Previous Page