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J-GLOBAL ID:202104008013598547  Research Project code:11104399

豆類加工廃液に含まれるタンパク質のリン酸カルシウムによる効率的回収技術の開発と回収タンパク質の活用

豆類加工廃液に含まれるタンパク質のリン酸カルシウムによる効率的回収技術の開発と回収タンパク質の活用
Study period:2011 - 2012
Organization (1):
Research responsibility: ( , 食品工業技術センター分析加工技術室, 技師 )
Research overview:
豆類の加工工程で排出される大量の浸漬水や煮汁は、豆類由来のタンパク質、糖類、有機酸などの有用成分が含まれているにも関わらず、大部分が廃液として処理されている。そこで本研究では、申請者らが開発したタンパク質高吸着性リン酸カルシウム(CAP)を用いて、豆類加工廃液(小豆煮汁)からタンパク質を効率的に吸着回収する技術を開発した。CAPの選択や吸着条件の最適化を図り、小豆煮汁から72.9%のタンパク質を吸着回収することに成功した。CAPからの回収物に、アンジオテンシン変換酵素阻害作用や抗酸化作用を持つ成分が含まれていることを明らかとした。今後、これらの機能性成分について詳細な検討を進めることで、小豆煮汁の新規食品素材開発が期待できる。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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