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J-GLOBAL ID:202104008772727882  Research Project code:11101047

間葉系幹細胞の薬物的機能賦活を利用した難治性血液悪性疾患に対する臍帯血細胞移植技術の改良

間葉系幹細胞の薬物的機能賦活を利用した難治性血液悪性疾患に対する臍帯血細胞移植技術の改良
Study period:2011 - 2011
Organization (1):
Research responsibility: ( , 医学研究科, 助教 )
Research overview:
少子高齢化社会を迎えた我が国では成人における臍帯血移植の需要は増大の一途を辿っている。一方、臍帯血移植では細胞数が少ないことに起因する生着不全が臨床上の大きな問題であり、その改良は医学的・社会的なニーズである。我々は間葉系幹細胞研究の技術的蓄積を生かし、従来の方法より効率的に臍帯血から間葉系幹細胞を分離する技術を確立した。そして間葉系幹細胞の持つ造血支持能力は「培養増幅」(=細胞数を増やす)の後に、「薬物刺激」(=機能を向上する)を加えることで増幅されることをin vitro、in vivoの実験系で明らかにした。本研究開発は1臍帯血、2間葉系幹細胞、3医薬品(間葉系幹細胞を刺激する薬剤)という既存の医療資源を新しいコンセプトで組み合わせることで臍帯血移植技術の改良を目指したものであるが、コンセプトの妥当性が明らかとなり技術移転(臨床応用)の可能性が見出されたと考えられる。安全で有効な臨床応用に向けて本格的な研究開発を継続する。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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