粘菌由来の植物寄生性線虫忌避剤を中核とした線虫忌避システムによる新しい土壌健全化技術の提案

National award number：JPMJTR204B
Study period：2020 - 2023
Organization (2)： ,
Corporate responsibility：
Research responsibility： ( , 理工学部物質生命理工学科, 教授 )
DOI： https://doi.org/10.52926/JPMJTR204B
Research overview：

粘菌の植物寄生性線虫忌避活性を活用し、線虫忌避システムを中核とした土壌健全化技術を提案する。現行では農薬により土壌中の線虫を滅殺しているが、残存した線虫の爆発的増殖による甚被害化を繰り返している。本製品は栽培中に施用可能な唯一の資材であり、作物への線虫感染を継続的に抑制することによって、絶対寄生性の線虫を徐々に低密度化し、農薬の使用を抑えつつ土壌の健全化を図る。本課題では粘菌由来の線虫忌避物質を原料とした線虫忌避資材の施用条件、大量生産法を確立し、製品化を目指す。さらに、粘菌の変異体創製による生産効率改善、線虫の忌避行動を誘発する化学構造の探索によって、線虫忌避システムの高度化を目指す。

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Research program：＞＞＞
Organization with control over the research：

Japan Science and Technology Agency

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