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J-GLOBAL ID:202104009928990240  Research Project code:7700104426

低PGM損失の自動車排ガス浄化触媒リサイクル用製錬スラグの開発

低PGM損失の自動車排ガス浄化触媒リサイクル用製錬スラグの開発
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator: ( , 工学部, 助教授 )
Research overview:
自動車排ガス浄化の触媒として用いられている白金属金属(Platinum Group Metal:以降PGMと略称する)は、存在量の少なさや偏在性からリサイクルが不可欠である。自動車用触媒はアルミナを主とする構造体に白金、パラジウム、ロジウムなどを坦持したものであり、PGM含有アルミナを高温でCaO-SiO2-Al2O3スラグとして溶融し、スラグと共存させた溶融銅中にPGMを濃縮する方法により、PGMの回収が一部試みられている。現行法は、2000°Cを越える融点を示すアルミナの溶融を最優先としたスラグ組成を用いているために、PGMのスラグへの溶解度が数%と高い。このスラグは廃棄されるため、PGMのスラグへの溶解によるPGM損失が大きな課題となっている。本応募課題では、1500°C程度の温度でCaO-SiO2-Al2O3スラグへのPGMの溶解度を測定し、PGM溶解度の最も少ないスラグ組成を明らかにし、自動車排ガス浄化触媒からのPGMリサイクルにおいて、PGM損失を最少にできる製錬スラグの開発を試みる。本応募課題にてPGMの回収率を現状の90%から99%を目標とする。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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