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J-GLOBAL ID:202104013152435818  Research Project code:10102617

古紙パルプを材料とした新規ポリマー原材料の生産方法の開発

古紙パルプを材料とした新規ポリマー原材料の生産方法の開発
Study period:2010 - 2011
Organization (1):
Research responsibility: ( , (連合)農学研究科(研究院), 准教授 )
Research overview:
2-pyrone-4,6-dicarboxylic acid(PDC)は、バラ科の植物や低分子リグニン様化合物を分解する細菌の細胞内代謝物として知られており、ポリエステルやポリアミドなどのポリマーへ変換が可能な化合物である。現時点では、PDCは試薬等としても上市されてはおらず、また有機合成法も確立されていない。我々は、このPCDを原料とした機能性高分子を開発する前段として、各種微生物から取り出した遺伝子を組み合わせた遺伝子発現コンストラクトを用い、多様な単糖類を代謝することができる大腸菌でPDCを効率的に生産させる方法の開発を試みてきた。より具体的には、大腸菌内のシキミ酸合成経路にバイパスをつなげることで、糖類からのPDCへ向かう代謝経路を構築してきた。本研究では、大腸菌、糸状菌、その他土壌細菌等から取り出した複数の遺伝子をつなげた合成遺伝子コンストラクトを作製し、これを大腸菌へ導入することで、これまで以上に効率的なPDCの生産方法の確立をめざした。また、購入したグルコースを炭素源とするのではなく、より安価に入手可能な廃棄物由来の糖からのPDC生産を検討することにした。
Terms in the title (4):
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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