Proj
J-GLOBAL ID:202104013338421027  Research Project code:15658386

日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進

日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進
National award number:JPMJSC15H1
Study period:2015 - 2024
Organization (1):
Principal investigator: ( , 東南アジア研究所, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJSC15H1
Research overview:
本拠点における環境・エネルギー、生物資源・生物多様性、防災分野に関するオールジャパン体制での日ASEANの持続的な共同研究・協力の推進と、それに立脚した研究・イノベーション人材の輩出、国際共著論文の増産、既存の学術研究ネットワークとの有機的な連携体制の構築、民間企業や国際機関・NGOと連携した社会実装の促進を通して、日ASEANに広く裨益する日本として「顔のみえる」日ASEAN科学技術協力基盤を構築することを目的とする。 本拠点共同研究の環境・エネルギー分野で溶媒改質法の改良を推進することは、国情や地理的条件による素材の違いを超えて、バイオマス資源を簡便に有効利用できるようになる点で優れており、カーボンフリーマテリアルのASEAN諸国への普及による環境・温暖化対策やエネルギーの安定供給への貢献が期待できる。また、生物資源分野で研究プラットフォームを整備し、ASEAN地域の生物多様性の資源化に貢献する研究体制と熱帯生物資源の循環利用体系を構築することは、未利用資源の燃料や機能性材料としての有効利用を促進する点で優れており、ASEAN各国のグリーン成長が期待できる。さらに、防災分野での総合防災に関する共同研究は、ASEANにおいて総合的防災システムの構築を先導する点で優れており、自然災害のリスクを軽減し持続可能な開発に資する。 本拠点を通して日ASEANが研究・交流することにより、地域共通課題の解決に向け、イコールパートナーシップの原則に基づいた研究推進基盤の構築が期待できる。また、本拠点の成果を学術政策提言として取りまとめるために、「京都ASEANフォーラム」を開催し、提言を日本政府、日ASEAN科学技術協力委員会、ASEAN科学技術委員会等へ提出する。これにより学術政策対話を通じた新たな制度構築に貢献するとともに、JICA、 UNESCO等の国際協力機関との連携による新規事業の開拓を円滑に進めることが期待できる。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :

Return to Previous Page