Proj
J-GLOBAL ID:202104013584654995  Research Project code:7700104442

液晶複合レンズの収差改善と撮像デバイスへの応用と実用化

液晶複合レンズの収差改善と撮像デバイスへの応用と実用化
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator: ( , 高度技術研究所, 技術アドバイザー )
Research overview:
平行平板構造液晶セルにおいて軸対称の不均一電界による分子配向効果に基づく屈折率分布特性を利用した液晶レンズが申請者らにより開発され、その特性の改善等が行われてきた。液晶レンズは焦点距離すなわちレンズパワーを外部電圧により可変できるという特徴を有しているが、実用化の観点からは、その特性上液晶レンズ単独で光学デバイスとして使用することは難しく、通常のガラスレンズ若しくは他のレンズ系と組合せた複合レンズとして使用する必要がある。液晶複合レンズの実用化においては、その用途にもよるが、応答速度、レンズパワー可変範囲、残留収差等が、ある程度の範囲内であれば光学レンズとして充分に使用することが可能であると考える。本研究課題においては、ガラスレンズの製造メーカーである三共光学工業(株)社と連携することにより、液晶レンズとガラスレンズの複合系レンズにおいて液晶材料及び構造パラメータを用いた透過光波面解析を行い、不均一電界分布の最適化によるレンズパワーと各種の収差特性及び応答速度の改善を図り、所望の特性を有する液晶複合レンズの構築を目指す。すなわち、焦点距離の可変範囲が10 ジオプトリにおいて球面収差が1/3λ程度で外部制御電圧に対する応答特性が0.5秒以下の特性目標を設定し、液晶複合レンズを開発し、撮像デバイスとしての実用化を行う。
Terms in the title (6):
Terms in the title
Keywords automatically extracted from the title.
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

Return to Previous Page