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J-GLOBAL ID:202104014373669070  Research Project code:12102514

PdまたはPtイオンの選択的抽出に向けた環状ペプチドナノチューブの最適化

PdまたはPtイオンの選択的抽出に向けた環状ペプチドナノチューブの最適化
Study period:2012 - 2013
Organization (1):
Research responsibility: ( , 大学院理学研究科, 准教授 )
Research overview:
資源の少ない我国には、携帯電話などから部品を回収した結果生じる所謂「都市鉱山」としてレアメタル混合物が豊富にあり、回収できれば貴重な資源となる。そこで、人工設計したペプチドナノ構造体を用いて、レアメタルを選択的に回収する全く新規のリサイクル技術を開発することを目的とした。この結果、当初予定のPd、Ptに加えニーズの高いAu(金)との結合能を持ったペプチドの人工設計に成功した。また、選択能についても、二桁以上の結合定数の差を生み出した。さらに、結合後に金属のみを集合させナノ粒子を形成し赤色を呈色するセンサー能を発見し、ペプチドは何度も再利用可能なことからリサイクルでの有効性を示した。この一連の成果で特許出願を行い、企業を募った研究会および講演会で周知し、今後の実用化への一歩を踏み出した。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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