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J-GLOBAL ID:202104015097623076  Research Project code:7700004676

ステレオコンプレックス結晶と放射線架橋を併用したポリ乳酸の耐熱性向上

ステレオコンプレックス結晶と放射線架橋を併用したポリ乳酸の耐熱性向上
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator: ( , 工学部, 教授 )
Research overview:
環境保全材料としてポリ(L-乳酸)[PLLA] が注目されている。固くて透明で融点も高く(Tm:165°C)成形性も良いが、ガラス転移温度(Tg: 50°C)以上で急激に軟化してしまい熱安定性が劣ることが大きな欠点である。本研究はポリ乳酸の熱安定性を向上させるためにポリ(D-乳酸)[PDLA]とPLLA を混合し、両者のステレオコンプレックス結晶(融点:230°C)を形成させると共に、有効な放射線架橋剤[トリアリールイソシアヌレート(TAIC)]を混合し分子間に架橋を導入してさらに熱的および溶媒安定性などを付与する。ポリ乳酸は高温で熱分解を起こすため。両者の溶融混合は200°C 以下で行えるような工夫なども検討する。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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