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J-GLOBAL ID:202104016067303758  Research Project code:10101955

三次元ナノネットワークの形成によるプロトン伝導性高分子電解質膜の創製

三次元ナノネットワークの形成によるプロトン伝導性高分子電解質膜の創製
Study period:2010 - 2010
Organization (1):
Research responsibility: ( , 工学部, 助教 )
Research overview:
天然ゴム粒子表面へのスチレンのグラフト共重合をラテックスの状態で行った後、生成したポリスチレンをスルホン化することにより、粒径約1μmの天然ゴム粒子と厚さ数十nmのスルホン化ポリスチレンから成る三次元ナノネットワークを有するプロトン伝導性高分子電解質膜を調製した。得られたプロトン伝導性高分子電解質膜は、工業的に利用されているペルフルオロカーボンスルホン酸膜(Nafion117)のプロトン伝導度よりも高く、さらにスルホン化ポリスチレン単体のプロトン伝導度の約三倍となることを明らかにした。また、スルホン化における条件の最適化を行い、0.8 Nのクロロスルホン酸を用いることにより高いプロトン伝導度を低吸水率で達成されることを明らかにした。
Terms in the title (4):
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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