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J-GLOBAL ID:202104016757176350  Research Project code:20338175

発達障害の特性に関連する対処法を多様な脳特性に対応して自動提案する情報配信サービスの可能性検証

発達障害の特性に関連する対処法を多様な脳特性に対応して自動提案する情報配信サービスの可能性検証
National award number:JPMJRX20I1
Study period:2020 - 2022
Organization (1):
Principal investigator: ( , 人間系, 准教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJRX20I1
Research overview:
【解決すべき社会課題・ボトルネック】 本プロジェクトでは茨城県つくば市ならびに東京都千代田区を特定地域とする。茨城県つくば市はSDGs未来都市に選定されており、包摂的な社会(Inclusiveness)を取り組みの柱に掲げている。一方で、6町村の合併により誕生した広い市域と生活圏、ならびに総人口約6パーセントが毎年転出入する研究学園都市ゆえの移動率の高さからコミュニティの希薄化が深刻である。また、東京都千代田区においては昼夜間人口比率が都内で最も高く、課題や困難を抱えた人々にとっては、可視化しにくい障害特性のために関係する社会的資源へのアクセスの難しさがある。包摂的な社会に向けて、発達障害のある人が障害のない人に比べて学習や就労へのアクセスにおいて不利な立場に置かれていることは大きな社会課題である。この社会課題解決のためには、一人一人の障害特性(支援ニーズ)に関連づけて自身の特性をセルフチェックしながら、有効な自助スキルならびに必要な支援サービスにつながる仕組みが必要である。 【活用する技術シーズと解決するための手法】 支援情報配信サービス「Learning Support Book(障害の有無を問わず、全ての大学生にとって学習や就労に有益な対処法を配信するサービス)」を活用して、利用者が日々の困り事を投稿すると、それに対応した対処法を自動的に提案するチャットボットシステム(人工知能による自動応答システム)を開発する。チャットボット開発により、支援につながりにくい発達障害当事者などが有効な自助スキルを身につけ、必要な支援サービスにつながることを目指す。成人期の発達障害当事者との共創により、実際の発達障害当事者の支援ニーズをシステムに反映させながら、システムの効果検証ならびに全国展開に向けたスキームを検討する。
Research program:
Parent Research Project: SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム(シナリオ創出フェーズ)
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :

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