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J-GLOBAL ID:202104016918052761  Research Project code:10102503

創傷部での癒着を回避できるガーゼ開発のための高速親水化ポリマー

創傷部での癒着を回避できるガーゼ開発のための高速親水化ポリマー
Study period:2010 - 2010
Organization (1):
Research responsibility: ( , 理工学部, 准教授 )
Research overview:
本研究開発では、傷口での癒着を回避するガーゼを開発するために必要となる高速親水化ポリマーを創製することが目標です。このようなガーゼ開発には、傷口周辺が乾燥している時と湿っている時の環境の違いを識別してポリマー材料の特性が変化する必要があります。本研究では、親水性の高分子と疎水性の高分子を一つにつないだブロック共重合体を設計し、合成しました。ポリエステルで作られた基板に塗布して評価した結果、乾燥時には疎水性であった表面が水中に浸漬して数分程度で親水性になることを見出しました。このことは、合成した共重合体が外部環境の違いにより表面の性質を変化させたと考えられます。さらにガーゼ素材としてポリエステル製の不織布に適用することを計画しています。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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