水素を許容する高強度鋼溶接継手を実現する溶接棒開発

National award number：JPMJTM20GN
Study period：2020 - 2021
Organization (1)：
Principal investigator： ( , 環境材料工学科, 講師 )
DOI： https://doi.org/10.52926/JPMJTM20GN
Research overview：

申請代表者は、水素の可視化と力学特性評価を組み合わせて、金属材料中の水素と破壊の関係を調査してきた。本研究では、高強度鉄鋼材料の溶接時に問題となっている水素に起因した破壊(低温割れ)現象の抑制に取り組む。溶接棒の合金成分最適化により、強度を維持しながら溶接金属部を耐水素脆化特性に優れるミクロ組織へと制御することで、溶接部に取り込まれる水素量を極力低減する従来のアプローチから脱却して、水素を許容できる溶接継手の実現を目指す。これにより、1GPa級高強度鋼の予熱温度を50°Cまで下げることを目標とする。予熱温度の低温化は、高強度鋼溶接施工の低コスト化、そして構造物の大型・軽量化に大きく貢献できる。

, , , , ,

Research program：＞＞＞＞
Organization with control over the research：

Japan Science and Technology Agency

Return to Previous Page