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J-GLOBAL ID:202104017548913092  Research Project code:11103814

癌細胞のヒストンアセチル化パターンによる治療効果予測システムの開発

癌細胞のヒストンアセチル化パターンによる治療効果予測システムの開発
Study period:2011 - 2012
Organization (1):
Research responsibility: ( , 医学研究科, 助教 )
Research overview:
前立腺癌におけるヒストン修飾パターンをヒト前立腺癌組織、細胞株を使用して検索した。その結果、癌組織では組織学的悪性度の高い前立腺癌細胞でヒストンH3リジン9番のアセチル化が有意に低下していること、癌細胞株ではヒストンH3リジン9番のアセチル化、ヒストンH3リジン4番のトリメチル化が種類によって異なることを示した。さらに前立腺癌細胞株が薬剤感受性を有する複数のHDAC阻害剤を暴露した際、ホルモン治療感受性・抵抗性前立腺癌細胞株ともに大きく変化する遺伝子として、アンドロゲン受容体、アンギオテンシン、ErbB2 等が存在した。以上より、ヒストン修飾パターンおよびアレイから得られた遺伝子情報を利用して、前立腺癌の薬剤感受性を予測できる可能性が示唆された。
Terms in the title (4):
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Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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