Proj
J-GLOBAL ID:202104017897218121  Research Project code:7700010024

超微細貴金属-炭素複合電極材料の合成方法の開発と応用

超微細貴金属-炭素複合電極材料の合成方法の開発と応用
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator: ( , 工学部, 助教授 )
Research overview:
リチウム電池や固体高分子型燃料電池にはNi や貴金属が電極として使用される。この電極材料は3相界面を利用するため微小であることが要求される。申請者は触媒材料を開発する過程で、貴金属の塩と有機化合物、例えばショ糖のような安全な化合物の混合水溶液を不活性ガスをキャリアーガスとしてネブライザーまたは超音波振動子を利用して500 から900°Cで熱分解すると、直径が数ミクロン程度のきれいな球状の、炭素-貴金属複合体が得られることを見いだした。この球体には貴金属と炭素が非常に均一分散しており、貴金属の代わりにNi を用いたものは、これを触媒として用いると500°C程度でメタンを水素と炭素に分解する反応に活性を示し、その活性はシリカ等にNi を担持した触媒が10 時間程度で活性が低下するのに対し、50 時間以上も定常な活性を示した。これは非常に小さな金属粒子が均一に分散しているためと考えられる。このことから、金属種を貴金属とすれば、良好な電極材料となることが示唆された。そこで本研究ではショ糖以外の有機化合物と貴金属の塩を出発物質として炭素と貴金属の微細複合体の合成法を開発する。さらに用途の可能性も探る。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

Return to Previous Page