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J-GLOBAL ID:202104018126357070
Research Project code:12101470
超音波微細水滴を用いた屋内撤去活動に伴う粉塵飛散の抑制技術の開発
超音波微細水滴を用いた屋内撤去活動に伴う粉塵飛散の抑制技術の開発
Study period:2012 - 2013
Organization (1):
Research responsibility:
(
, 大学院工学資源学研究科 環境応用化学専攻, 講師 )
Research overview:
水に高周波数超音波を照射し、微細液滴を霧状に生成し、それを空間に導入することで空間内の飛散粉塵に付着させ、凝集を促し沈殿を促す技術の開発を目的として研究を行った。恒温・恒湿装置を用いて試験空間(61L)の温度(10-30°C)と湿度(50-90%)を制御し、その空間に試料を投下し、空間温度・湿度と粉塵の飛散量の関係を調べた。粉塵試料は比表面積および細孔容積の異なる4つの試料を用いた。また、超音波により生成した霧を空間に投下し、湿度および空間内で水蒸気に変化しなかった微細水滴が安定した状態で粉塵試料を投下し、飛散量を測定した。相対湿度が高いほど粉塵の飛散量が少ないことがわかった。また、微細水滴の存在は粉塵の飛散抑制に高い効果を示し、微細水滴が存在しない場合と比較して、その飛散抑制率は最大90%を示した。この値は、当初の到達予定である20%以上の抑制という目標を達成した。比表面積が大きい試料ほど効果が大きかった。今後、実用化を検討する。
Terms in the title (9):
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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