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J-GLOBAL ID:202104019203571027
Research Project code:7700010167
DNA分離剤としての細孔制御高分子微粒子の開発と応用
DNA分離剤としての細孔制御高分子微粒子の開発と応用
Study period:2006 - 2006
Organization (1):
Principal investigator:
(
, 大学院自然科学研究科, 助手 )
Research overview:
本研究課題では、菌体由来の医薬・注射用タンパク質原材料などから核酸(DNA)を高選択的に分離するクロマト分離剤の開発とその実用化を目指す。新規性・独創性:DNA 分離剤の設計としては、DNA の化学構造を考慮して、細孔を制御したセルロース微粒子を基体とし、同粒子に種々のアミン類を化学修飾する。細孔を制御した高分子微粒子を用いるDNA 分離剤の開発についての検討は申請者らが初めてである。基体としては生体由来物質であるセルロース粒子を用い、ポリアミン等の官能基の化学修飾は加水分解に強い共有結合法により行うことで、同分離剤で吸着処理後の溶液の人体への安全性を考慮している。実用化の可能性:分離剤の基体である高分子微粒子および官能基であるポリアミン類は、工業レベルで大量製造が可能である。同分離剤を使用することにより、菌体・細胞由来の注射用試薬の原材料中の核酸分離処理がワンステップでかつ工業レベルで可能となる。実施内容とその目標:DNA 分離剤の条件としては、(1) DNA に対する高い吸着能を有すること、(2) タンパク質等の有効成分を吸着しないこと、(3) 広範囲のpHやイオン強度の条件下で使用できること、 (4) 容易に再生できること、などの特性を有するものを設計し開発する。得られた粒子をDNA 分離剤として用い、バッチおよびカラム法により、核酸およびたんぱく質に対する吸着能について評価する。最終的には、注射用タンパク質水溶液からの核酸のクロマト分離を試みる。
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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