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J-GLOBAL ID:202104019522064898
Research Project code:12102239
微小癌の検出・治療を目的としたセラノスティック薬剤の開発
微小癌の検出・治療を目的としたセラノスティック薬剤の開発
Study period:2012 - 2013
Organization (1):
Research responsibility:
(
, 薬学部, 教授 )
Research overview:
固型癌にピンポイント的に薬物を集積させる基本原理は我々の発見したEPR効果である。それは高分子化薬物/蛍光ナノプローブにおいてもみとめられ、今回開発した亜鉛型プロトポルフィリンを用いた蛍光ナノプローブにより固型癌を高感度に検出できた。即ち人工的に発癌させたラット乳癌も明瞭に検出し、そのラットに30mg/kgを静脈注射し、内視鏡光源で照射(20分/日×2)するとこの乳癌は劇的に縮小し、50日目には治癒した。一方、対照群はヒト乳癌と同様に増殖・増悪し、60日には癌死した。このナノプローブは毒性が全くない。 今回の我々のナノ化増感剤を用いることによって、ついに癌治療に革命をもたらすかもしれない画期的な成果を得た。この方法は全く無毒であり、蛍光ナノ化増感剤は癌部にしか集まらないので、光があっても癌部しか傷害をうけない。よって、普通の光のもとで、普通の生活が可能であり、在来のPDTとは大違いである。 今後、興味をもつ民間企業と協力し、GMPレベルの本蛍光ナノプローブを作成し、限定的な臨床治験を九州大学先端医療センターあるいはその他の大学と多面的に展開したい。
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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