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J-GLOBAL ID:202104020758575735  Research Project code:12102619

LED電球の高輝度・長寿命化達成による環境影響低減を意図した熱対策用進行波型送風機

LED電球の高輝度・長寿命化達成による環境影響低減を意図した熱対策用進行波型送風機
Study period:2012 - 2013
Organization (1):
Research responsibility: ( , 工学部機械システム工学科, 教授 )
Research overview:
LED電球冷却用として、二枚の共振平板を利用した進行波型送風原理を現存する送風機よりも小型の30×15×4mm以下で実現することを目指した。技術課題は、駆動源とした圧電素子の加振振幅が小さい点にある。送風量増大のために平板の振幅を大きくするには、積極的な増幅機構が必要になる。そこで、係数励振の原理を応用し、大振幅の不安定振動を作り出す機構の実現に取り組んだ。この結果、従来よりも大きな増幅率で、送風原理通りに正弦波状の実稼働モードを励起できることを確認できた。しかし、実機では送風を確認できず、予定していたLED電球の放熱実験までは至らなかった。小型化によって管の圧力損失が増したことなどが、その理由として考えられるが、原因解明には至っていない。一方、別の送風量増大手法として、平板の多層化にも取り組み、理論通りの送風を実現できた。今後は、圧力損失の有無や発生原因の解明などのため、流体-構造連成解析をさらに積極的に取り入れた設計法を確立していく予定である。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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