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J-GLOBAL ID:202104021087147659
Research Project code:10101742
幹細胞技術に基づくテーラーメイド分子免疫療法
幹細胞技術に基づくテーラーメイド分子免疫療法
Study period:2010 - 2010
Organization (1):
Research responsibility:
(
, 医学(系)研究科(研究院), 教授 )
Research overview:
サイトカインを用いた免疫療法はきわめて有望と期待されている。サイトカインの遺伝子を導入した細胞を患者に移植する戦略は、以前から様々に形態を変えて試みられてきたが、既存の技術では拒絶免疫応答を受けずに長期間患者体内で生存し、遺伝子を持続発現させることができなかった。この点を克服できれば、効果的なサイトカイン遺伝子免疫療法の確立に繋がる可能性がある。そこで我々は、以下の技術を案出した。すなわち、癌患者からiPS細胞を樹立して増殖させたのち、抗腫瘍免疫を賦活化するサイトカイン遺伝子を導入する。薬剤選択後、生体内に安定に長期間生存する細胞(たとえば軟骨細胞)に分化させ、細胞製剤として患者に移植すれば、患者の体内で長期間生存してサイトカインを分泌しつづけ、抗腫瘍免疫応答を効果的に誘導するものと期待できる。本研究では、(1) 遺伝子導入軟骨細胞を高効率かつ短時間に樹立するための技術開発、および、(2)生体内での長期発現と高発現を達成する技術開発を行った。その結果、ヒトiPS細胞から軟骨細胞に分化させる途上で遺伝子導入を行うと、ヒト軟骨細胞に遺伝子導入するのに比し、極めて高い効率で遺伝子を発現させられることが示された。
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Research program:
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Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
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