Proj
J-GLOBAL ID:202204007152753280  Research Project code:14539666

ソルボサーマル固化法による次世代MLCC用新規誘電体材料の開発

ソルボサーマル固化法による次世代MLCC用新規誘電体材料の開発
Study period:2014 - 2015
Organization (1):
Research responsibility: ( , 医学工学総合研究部, 教授 )
Research overview:
ソルボサーマル固化法を用いてニオブ酸カリウム(KNbO3, KN)単結晶ナノ粒子をコアとしKN表面にチタン酸バリウム(BaTiO3, BT)をエピタキシャル成長させる最適条件の検討を行った。種々の溶媒を用いBT粒子が生成しない条件を明らかにし、その条件下でKNナノ粒子とBT原料である酸化チタン(TiO2) からなる圧粉体を基板粒子として導入し、ソルボサーマル反応を行うことで密度変化、結晶構造変化、微構造変化について検討を行った。その結果、エタノールと2-メトキシエタノールの混合溶媒に微量の水を添加した溶液を用いることで目的とするBTがKN表面をエピタキシャル被覆する構造を作製できた。しかしながら、作製したBT/KNナノ複合セラミックスにおいて、BTはKN表面をエピタキシャル被覆する以外に、多量のBTナノ粒子の生成が観察され、複雑な構造を有していることが明らかとなった。この結果、目標の比誘電率に達しなかった。今後微細構造の最適化をはかり比誘電率の向上をめざす。
Terms in the title (5):
Terms in the title
Keywords automatically extracted from the title.
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

Return to Previous Page