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J-GLOBAL ID:202204009064838619  Research Project code:14541931

新規ウイルス吸着材サクランを基剤としたエイズ予防技術の開発

新規ウイルス吸着材サクランを基剤としたエイズ予防技術の開発
Study period:2014 - 2015
Organization (1):
Research responsibility: ( , エイズ学研究センター, 教授 )
Research overview:
HIV-1の感染拡大防止には、予防法の確立が重要である。現在、開発途上国では、女性主体の感染予防法としてマイクロビサイドが使用されているが、他の性感染症を防げない、デリケートな粘膜への副作用など、多くの問題点がある。本研究では、スイゼンジノリ由来の新規高分子多糖類であるサクラン(Sacran)に強力な抗HIV-1作用を見いだした。サクランは、HIV-1を吸着・不活化すると共に、高い粘性と保湿作用、皮膚粘膜保護作用、抗炎症作用を有することから、コンドームの潤滑剤、マイクロビサイドの基剤等として、エイズ予防技術への応用の可能性が強く期待できる。現在、特許申請書類作成中であり、特許申請後に導出先企業を検討する。
Research program:
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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