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J-GLOBAL ID:202304008215191087  Research Project code:22717499

都市集合住宅高齢者の社会的孤立を予防する持続可能なコミュニティ構築

都市集合住宅高齢者の社会的孤立を予防する持続可能なコミュニティ構築
National award number:JPMJRS22K6
Study period:2022 - 2023
Organization (1):
Principal investigator: ( , ウェルビーイング先端研究センター, 教授 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJRS22K6
Research overview:
現在の日本では高齢者夫婦のみや高齢単身世帯が6割を超える。海外と比べて別居子との交流が少ない上に、友人を頼らない傾向があり、孤立リスクが高い。また、退職後の男性は地域社会での知り合いに乏しく、地域デビューは難しく孤立しやすい。地域社会の絆も希薄化する一方である。特に賃貸住宅は住民の入れ替わりが激しく、孤立や孤独死のリスクが高い。このように都市の賃貸住宅に住む高齢者は孤立に陥りやすいリスクにさらされている。 本プロジェクトの目標は、都市の賃貸住宅居住高齢者の豊かな交流を実現し、人生100年時代に備えたレディネス・レジリエンスを発達させることである。その実現に向け次の取り組みを行う。1社会的孤立・孤独のメカニズム理解のため、孤立に陥った人生経路や環境要因などを解明する。2縦断的に心理状態や運動機能・自律神経活動・感情関連ホルモン・認知機能などの測定を行い、IoTを活用したセンサーとバーチャル・エージェントとの会話による毎日の健康チェックを併用して多指標マルチモーダルに健康と孤立・孤独の度合いを計測し、健康と孤立・孤独との関連を明らかにする。3孤立・孤独を生まない社会の実現のため、(1)リアルとバーチャルが融合するコミュニティーの創出(住民と地域グループや学生とのリアルな交流に加えて、オンライン・コミュニティーで距離のある心地良い交流を実現)、(2)楽しい体験型イベントへの参加者が地域のリーダーになる仕組みの創設、(3)大学リソースを活用した生涯教育(サードエイジ・ユニバーシティー)の実施、(4)高齢者が自発的に情報を提供する仕組みを作り孤立を予想するモデルを考案、情報共有の有効性の科学的エビデンスの提供を行う。
Research program:
Parent Research Project: Solution-Driven Co-creative R&D Program for SDGs (SOLVE for SDGs): Preventing Social Isolation & Loneliness and Creating Diversified Social Networks
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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