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J-GLOBAL ID:202304009478961940  Research Project code:22717020

シチズンサポートプロジェクトによる社会的孤立・孤独の一次予防

シチズンサポートプロジェクトによる社会的孤立・孤独の一次予防
National award number:JPMJRS22K3
Study period:2022 - 2023
Organization (1):
Principal investigator: ( , 大学院教育学研究科, 講師 )
DOI: https://doi.org/10.52926/JPMJRS22K3
Research overview:
社会的孤立・孤独は、さまざまな疾患のリスク因子となっており、孤立・孤独を生まない体制や社会の構築は喫緊の課題であるが、十分な体制が構築されているとはいえず、社会の理解も進んでいるとは言い難い現状がある。このため、当事者は自身の気持ちを表出することに抵抗感を感じてしまう。また、孤立・孤独予防を目的とした活動を含め、高齢者が集う地域の場で男性が少ないことが、全国共通の課題になっている。その背景として、既存の地域の場が「男らしさやニーズに十分な配慮をしないまま運営されてきた」ことが挙げられる。 本プロジェクトでは、「シチズンサポートプロジェクト」として、a)高齢男性向けの新たな居場所(コミュニティー・シェッド)の立ち上げ、b)孤立リスクを簡便に可視化できるツール(社会的つながり可視化ツール)の開発を通し、コミュニティー・シェッドを運営するとともに、その効果を検証する。具体的には、プロジェクト期間内に熊本県水上村および北海道札幌市においてコミュニティー・シェッドを立ち上げ、社会的孤立・孤独の一次予防システムとして有効に機能するか、フィールド調査および心理・脳・健康の調査から検証する。また、「社会的つながり可視化ツール」をコミュニティー・シェッドの効果検証に活用するとともに、地域の支援者や医療専門職が住民の孤立・孤独リスクのスクリーニングや地域診断に活用できるツールとして社会実装することを目指す。これらを通じて、日本独自のコミュニティー・シェッドの在り方を提案し、実践と研究の両輪で高齢者の社会的孤立・孤独に立ち向かい、望まない孤立・孤独を未然に防ぐ取り組み、すなわち一次予防システムの構築につなげる。
Terms in the title (3):
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Research program:
Parent Research Project: Solution-Driven Co-creative R&D Program for SDGs (SOLVE for SDGs): Preventing Social Isolation & Loneliness and Creating Diversified Social Networks
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency

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