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J-GLOBAL ID:202304020077700390  Research Project code:22716110

「胎児-妊婦コンプレックス」への治療介入技術臨床研究開発に係るELSI

「胎児-妊婦コンプレックス」への治療介入技術臨床研究開発に係るELSI
Study period:2022 - 2025
Organization (1):
Principal investigator: ( , がん対策研究所, 生命倫理・医事法研究部長 )
Research overview:
近年、少産少子化と母体高齢化の中で、先天異常・疾患のある児の発生割合が高くなっている。まだ技術数は少ないものの、「胎児」の段階から治療介入を可能とする技術(胎児治療介入技術)の臨床研究開発が確実に進みつつある。しかし、胎児・妊婦双方を適切に保護しながら臨床研究開発を進めるための倫理的な枠組みや、提言・指針などのELSI検討は進んでおらず、国際的にも喫緊の課題となっている。 本プロジェクトでは、不分離かつときに医学的には利益相反の状態にある胎児と妊婦を「胎児-妊婦コンプレックス」として捉え直した上で、胎児治療技術の発展がもたらし得る将来社会への影響や、その臨床研究開発に求められる新たな倫理的枠組みの在り方について、ELSI/RRIの観点から総合的に分析・検討を行う。胎児治療介入技術の臨床研究開発の現場との連携のもと、胎児・妊婦双方を適切に保護するための理論的基盤の構築や倫理指針の策定に取り組み、先進医療技術のELSI/RRI研究に資する提言を行う。
Research program:
Parent Research Project: Responsible Innovation with Conscience and Agility (RInCA)
Organization with control over the research:
Japan Science and Technology Agency
Reports :

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