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J-GLOBAL ID:200902212400740800   整理番号:08A0638048

酵母Pichia pastorisにおけるフルタリン,α-D-ガラクトース結合ジャカリン関連レクチンの発現

Expression of frutalin, an α-d-galactose-binding jacalin-related lectin, in the yeast Pichia pastoris
著者 (6件):
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巻: 60  号:ページ: 188-193  発行年: 2008年08月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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フルタリンはパンノキの種子に発現されているα-D-ガラクトース結合レクチンである。植物からのその単離は時間がかかり,異なるレクチンアイソフォームの不均一な混合物をもたらす。パンノキレクチンの入手可能性を改善し,容易にするために,最適化したフルタリンをコードしている成熟配列をpPICZαA発現ベクターにクローンした。メチロトローフ酵母Pichia pastorisにおける蛋白質発現のためにデザインされた,この発現ベクターは組換え蛋白質を分泌経路へ導く,Saccharomyces α-因子プレプロ配列を含んでいる。可溶組換えフルタリンは培養上清中に検出され,天然のフルタリン抗体によって認識された。典型的な小スケールメタノール誘導培養から,サイズ排除クロマトグラフィーにより精製された,培養液リットル当り約18-20mgの組換えレクチンが得られた。SDS-PAGEとEdman分解解析は,αとβ鎖を結合している4つのアミノ酸リンカーペプチド「T-S-S-N」は開裂されなかったので,フルタリンは単鎖蛋白質として発現されたことを明らかにした。さらに,シグナル配列の不完全な処理は,α-因子プロ配列から導かれた,ひとつのGlu-Ala N端反復を持つ組換えフルタリンをもたらした。エンドグリコシダーゼ処理とSDS-PAGE解析は,組換えフルタリンは部分的にN-グリコシル化されていることを明らかにした。組換えレクチンのさらなる特性化は,それが天然のフルタリンより低い親和性を示しているけれども,単糖Me-α-ガラクトースと特異的に結合することを明らかにした。約62-64kDaの分子量を持つ組換えフルタリンはサイズ排除クロマトグラフィーカラムから溶出された。このことは,4量体構造を示唆しているが,これは,天然のフルタリンが起すウサギ赤血球凝集をしなかった。本研究は,ガラクトース結合ジャカリン関連レクチン4アミノ酸リンカーペプチド「T-S-S-N」は,酵母P.pastorisにおいて,いかなる蛋白質分解開裂も受けず,そして又,リンカー開裂がレクチン糖特異性に必須でないだろうということを示した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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遺伝子操作  ,  分子構造 

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