抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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多数のシクラメン栽培品種が野生植物のCyclamen persicumの改良によって開発されているが,それらは今や重要な鉢植物である。しかし,シクラメンの他の21種では栽培品種が未だ生産されていない。更に,これらの21野生種は雑種致死と雑種不稔のためにC. persicum品種の改良に用いられていない。最近の研究で,雑種胚の発育不全・良に起因する雑種致死が,胎座着生胚珠の培養に関与する胚救出技術によって克服され,これはC. persicumと10野生種のそれぞれとの間の種間雑種の生産につながった。倍数体C. persicumと2倍数体野生種のそれぞれとの間の雑種(異質二倍体)における異常な減数分裂染色体挙動によって生じた雑種致死は,in vitroコルヒチン処理による染色体倍化によって克服され,これは2型の稔性複二倍体(異質四倍体)の生産につながった。一方,3型の異質四倍体がC. persicumの同質四倍体品種と同質四倍体3野生品種との間で染色体倍化なしに胚救出技術によって生産された。胚救出およびin vitro染色体倍化は,シクラメン属における種間交雑における雑種致死と雑種不稔を克服する簡易で有用な技術である。このようにして生産された幾つかの稔性複二倍体が,花の香り,病原抵抗性のような重要な形質を持つ新型のシクラメンの商業育種に既に取込まれている。(翻訳著者抄録)