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J-GLOBAL ID：201002253489433360   整理番号：10A0353096

高速液体クロマトグラフシステム 糖(リン酸-フェニルヒドラジン法)分析システムの医薬研究への新展開

著者 (6件)： 中川裕章 (日立ハイテクノロジーズ 那珂アプリケーションセ) ,  松崎彩子 (日立ハイテクノロジーズ 那珂アプリケーションセ) ,  鈴木裕志 (日立ハイテクノロジーズ 那珂アプリケーションセ) ,  石川昌子 (日立ハイテクノロジーズ 那珂アプリケーションセ) ,  橋本誠 (日立ハイテクノロジーズ 那珂アプリケーションセ) ,  吉岡信二 (日立ハイテクノロジーズ 事業開発セ)
資料名： Hitachi Scientific Instrument News  (Hitachi Scientific Instrument News)
巻： 53  号： 1  ページ： 4501-4504  発行年： 2010年03月26日 
JST資料番号： L6198A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 糖類の高速液体クロマトグラフィー(HPLC)では,糖類末端基がヘミアセタール基を生じ還元性を示すことに着目し,選択的に標識化して検出を行う。標識化には,分析前に標識化するプレカラム標識法と,カラムで糖類を分離してから標識化するポストカラム法とがある。ポストカラム法は成分分離後に自動的に標識するため再現性がよい。日立ハイテクノロジーズではリン酸とフェニルヒドラジンを用いたポストカラム標識法を適用して糖(リン酸-フェニルヒドラジン法)分析システムとして販売しており,糖を選択的に高感度で検出できる。遊離している糖のみでなく,他の成分に結合している糖でも遊離させて反応することがわかったことから,医療分野で注目されている糖蛋白質糖鎖解析にも有用である。生薬中の有効成分でも配糖体も,本システムで検出できる。この糖分析システムは食品分野のみならず,製薬分野その他製品の品質管理などへの利用が期待できる。

シソーラス用語： *高速液体クロマトグラフィー ,  グルコシド ,  少糖類 ,  糖ペプチド ,  糖タンパク質 ,  *糖鎖 ,  放射強度 ,  免疫グロブリン ,  標識法 ,  末端基 ,  リン酸 ,  芳香族化合物 ,  多窒素化合物
準シソーラス用語： *HPLC分析 ,  マルトオリゴ糖 ,  蛍光強度 ,  フェチュイン

分類 (2件)： 多糖類  (CF10054P) ,  有機化合物のクロマトグラフィー,電気泳動分析  (CC04034H)

物質索引 (1件)： フェニルヒドラジン

引用文献 (6件)：

• 千田正昭ほか: Chromatography, Vol.27 No.3, p119-124(2006)
• S. Honda: J. Chromatogra. A, Vol.720, p 183-199(1996)
• F. N. Lamariほか: J Chromatogra. B, Vol.793, p15-36(2003)
• 浜野吉政ほか: 特許2846059号
• H. Suzukiほか: Anal. Sci., Vol 25, p1039-1042(2009)

タイトルに関連する用語 (7件)： 液体クロマトグラフ ,  糖 ,  リン酸 ,  フェニルヒドラジン ,  分析 ,  研究 ,  展開