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J-GLOBAL ID：201002261838042270   整理番号：10A0228176

HSIモデルを用いたハルリンドウ(Gentiana thunbergii)の遺伝的多様性保全のための環境要因評価

著者 (9件)： 味岡ゆい (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  斎藤裕子 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  上野薫 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  寺井久慈 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  南基泰 (中部大 大学院応用生物学研究科) ,  米村惣太郎 (清水建設 技研) ,  那須守 (清水建設 技研) ,  横田樹広 (清水建設 技研) ,  小田原卓郎 (清水建設 技研)
資料名： 環境アセスメント学会誌
巻： 8  号： 1  ページ： 62-73  発行年： 2010年02月25日 
JST資料番号： L5271A  ISSN： 1348-1819  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 中部地方の代表的な土岐川,庄内川流域圏の里地,里山生態系の評価を行うために,好適種としてハルリンドウを対象とした調査を行った。ハルリンドウの個体数および遺伝的多様性をハビタットの適性指標としたHSIモデルの構築を行った。個体数維持と遺伝的多様性維持に係る環境要因について検証を行い,その共通性と特異性について解明を試みた。その結果,個体数と遺伝的多様性に寄与する環境要因が互いに異なることが判明した。生態系保全に係る計画案が目的毎に異なってくる可能性が指摘できる。個体数の復元は可能であるが,遺伝的多様性を失った場合には回復不可能であることを強調した。

シソーラス用語： 河川流域 ,  生態系 ,  *リンドウ属 ,  生息場所 ,  *生物多様性 ,  自然保護 ,  個体群 ,  環境保全 ,  生態学 ,  環境モデル
準シソーラス用語： *遺伝的多様性 ,  環境要因 ,  環境生態学 ,  HSIモデル

分類 (1件)： 植物に対する影響  (EE04030Z)

引用文献 (52件)：

• 国土交通省中部地方整備局庄内川河川事務所公式サイト, http://www.cbr.mlit.go.jp/shonai/
• 環境省自然環境局生物多様性センター公式サイト, http://www.biodic.go.jp/
• 松田裕之 (2004),「ゼロからわかる生態学環境・進化・持続可能性の科学」pp. 205-211, 共立出版, 東京
• 小川原享志, 渡辺幸三, 吉村千洋, 大村達夫 (2003),「RAPD法によるHydropsyche orientalis (Hydropsychidae: Trichoptera) の遺伝的多様性に基づく河川環境評価--宮城県名取川水系を例として--」, 水環境学会誌26, 223-229
• 環境省 (2007), 哺乳類汽水・淡水魚類, 昆虫類貝類, 植物I及び植物IIのレッドリスト見直しについて, http://www.env.go.jp/

タイトルに関連する用語 (8件)： HSIモデル ,  ハル ,  リンドウ ,  Gentiana ,  遺伝的多様性 ,  保全 ,  環境要因 ,  評価