抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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イエローストーン国立公園(YNP)からの温泉水試料は広い範囲のpH(1~10),温度,及びフッ化物の高い濃度(最大50mg/l)を示す。高いフッ化物濃度が見出されるのは,1975年から2008年までのYNPの地熱地域の大部分をカバーする750以上の水試料のデータに基づくと,野外でのpHが6以上で(Crater Hillの試料を除く)温度が50°C以上の温泉水である。本研究では,フッ化物スペシエーション計算の信頼性に対する独立チェックとして,2006~2008年に採取されたYNPの140以上の水試料をイオン選択電極法(ISE)により遊離フッ化物の活量に関して分析した。フッ化物濃度の全量に対する遊離の比は,低いpH値での<1%から高いpH値での>99%の範囲にわたる。フッ化物の活量の広い範囲は,酸性条件下でのH<sup>+</sup>及びAl<sup>3+</sup>との強い錯体化と塩基性条件下での錯体化の欠如により説明できる。WATEQ4Fコードにより計算された遊離フッ化物の活量とISEにより測定されたものとの差は,10<sup>-6</sup>モル濃度かそれ以上の試料の90%以上に対して0.3~30%であり,広い範囲のpHに対する化学スペシエーションモデルとYNP温泉水の化学に関する確証をもたらす。スペシエーション計算の結果は,遊離フッ化物F-及び主な錯体(HF<sup>0</sup><sub>(aq)</sub>,AlF<sup>2+</sup>,AlF<sub>2</sub><sup>+</sup>,AlF<sub>3</sub><sup>0</sup>)が全フッ化物の95%以上を占めることを示す。また,適切な成分の濃度が高い場合には,AlF<sub>4</sub><sup>-</sup>,FeF<sup>2+</sup>,FeF<sub>2</sub><sup>+</sup>,MgF<sup>+</sup>,及びBF<sub>2</sub>(OH)<sub>2</sub><sup>-</sup>といった錯体が1~10%を占めることもある。PHREEQCによるシミュレーション結果及び計算結果によると,全フッ化物に対する主なフッ化物化学種の比は,pHやFとAlの濃度及び比の関数として変化する。Copyright 2011 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.