抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ヨーロッパとオーストラリアの2つの大陸規模土壌調査の新しい地球化学データを比較した。分析結果の比較可能性を評価するために内部プロジェクト標準を交換した。26の酸化物/元素(Al
2O
3,As,Ba,CaO,Ce,Co,Cr,Fe
2O
3,Ga,K
2O,MgO,MnO,Na
2O,Nb,Ni,P
2O
5,Pb,Rb,SiO
2,Sr,Th,TiO
2,V,Y,Zn及びZr)の総合濃度,強熱減量(LOI)及びpHは比較できることを示した。王水抽出での14元素(Ag,As,Bi,Cd,Ce,Co,Cs,Cu,Fe,La,Li,Mn,Mo及びPb)に関する直接比較可能なデータを両大陸について提供した。一般的にオーストラリアの土壌はSiO
2とZrを除いてすべての元素がより低濃度であるが,土壌成分の中央値は近い値である。これはオーストラリアの風化が一般的により長期間であり,また場所によってはより激しいことが反映しているためと説明できる。化学風化指標(CIA)の計算ではヨーロッパの中央値が60%であったのに対しオーストラリアでは72%であった。元素濃度は3桁以上(最大5桁)にわたり変動した。ヨーロッパ北部の土壌のいくつかの元素(総As及びNi,王水抽出のAs,Co,Bi,Li及びPb)はヨーロッパ南部と比べ1/2~1/3の低い濃度であった。濃度の低下は最後の氷河作用の最大範囲と一致している。ヨーロッパ北部のより若い土壌はヨーロッパ北部のより年月を経た土壌よりもオーストラリアの土壌により似ている。オーストラリアのSiO
2濃度が特に高い中央地域では通常多くの元素濃度が低い。この新しいデータは2つの半球の2つの大陸の自然バックグランドの変動を実際のデータに基づいて特徴付けている。これら2つの大陸調査の経験から判断すると分析の質が地球規模の地球化学マッピングを成功裏に行うために必要となる鍵となると結論付けられよう。Copyright 2012 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.