抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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平成17年4月25日に発生したJR西日本福知山線の脱線転覆事故について,最終報告書に基づき因縁果報型人災減災論を当てはめて分析した。はじめに,因縁果報型人災減災論を解説した。この考え方を構成する要素として,事態を発生させた人的要素,人的要素に影響を与えた背景,環境条件及び事態(被害状況)を挙げて,それらの関係を示した。次に,JR西日本の福知山線塚口~尼崎駅間の列車脱線事故の概要につき最終報告書から抜粋して示した。事故の概要,事故発生までの時系列的展開(運転手,車掌,輸送指令所の口述など)を示した。続いて,因縁果報のケーススタデイによる分析を行い,1)運転手の思いと行動,2)運転手の行動と思いに影響を与えた背景,3)事態・被害状況,4)環境条件についての内容を詳細に調べ,併せてそれらの関連を分析した。また,最終報告書の原因,建議,所見等につき整理して示した。結論として,このような因縁果報と言う見方により人災及び組織災害に対するアプローチが可能であることを示すことができた。