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J-GLOBAL ID:201502207306123185   整理番号:15A1051399

Δ6デサチュラーゼ酵素を迂回して,n-3およびn-6PUFA経路の中間体を直接供給することは二種類のヒト乳癌細胞株の生存を減少させる

Bypassing the Δ6-desaturase enzyme and directly providing n-3 and n-6 PUFA pathway intermediates reduces the survival of two human breast cancer cell lines
著者 (6件):
資料名:
巻: 117  号:ページ: 1378-1390  発行年: 2015年09月 
JST資料番号: B0531A  ISSN: 1438-7697  CODEN: EJLST  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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n-3長鎖多不飽和脂肪酸(PUFA)のエイコサペンタエン酸(EPA),およびドコサヘキサエン酸(DHA)酸,そして,いくつかの研究においてn-6長鎖PUFAアラキドン酸(AA)は,in vivoおよびin vitroで乳癌細胞の生存を阻害する。一方で,食事由来の炭素18脂肪酸から合成される中間体についてはほとんど知られていない。本研究の目的は,n-3およびn-6経路の中間体によって処理した造腫瘍性(MDA-MB-231,MCF-7)そして非造腫瘍性(MCF-12A)の乳房細胞の生存とリン脂質(PL)の脂肪酸組成を測定することとした。n-3中間体のステアリドン酸(SDA)とエイコサテトラエン酸(ETA),およびn-6中間体のγ-リノレン酸(GLA)とジホモγ-リノレン酸(DGLA)は,MCF-12A細胞を除く造腫瘍性細胞の増殖を低下させた(P<0.05)。全処理は,造腫瘍性細胞において,PUFAと飽和酸含有量がより高く,そしてモノエン酸含有量がより低い結果となった(p<0.05)。MDA-MB-231のPLにおいては,SDAとETAによる処理によって,ETA,EPA,およびドコサペンタエン酸(DPA)が増加して,AAが低下した。一方,GLAとDGLAによる処理によって,ほんの少量のDPAとDHAが減少しただけで,主としてDGLAが増加した(P<0.05)。MCF-7のPLにおいては,デサチュラーゼ活性が低いために,n-3中間体はETAを増加させて,そしてn-6中間体はDGLAを増加させた(P<0.05)。著者らの調査結果により,ほとんど研究されていないn-6(GLAおよびDGLA)とn-3(SDAおよびETA)脂肪酸は,乳癌を標的とする生物活性脂質の代替食事原料として役立つことが示唆される。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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生物学的機能  ,  細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学 
物質索引 (5件):
物質索引
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