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J-GLOBAL ID:201502207403244787   整理番号:15A1069313

β膵臓細胞に対する,2-メトキシ-リソホスファチジルコリン類縁体のイオウおよびアシル鎖依存性の影響

Sulfur- and Acyl Chain-Dependent Influence of 2-Methoxyl-Lysophosphatidylcholine Analogues on β Pancreatic Cells
著者 (3件):
資料名:
巻: 15  号: 23  ページ: 2395-2405  発行年: 2015年 
JST資料番号: W2393A  ISSN: 1568-0266  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 不明 (ARE)  言語: 英語 (EN)
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栄養素で誘導される細胞内カルシウム濃度([Ca2+]i)の増加は,膵島β細胞からのインシュリン遊離に関与する重要な機構である。リソホスファチジルコリン(LPC)は,β細胞からのインシュリン分泌を誘導し,グルコース取込を活性化し,1型及び2型糖尿病のマウスモデルにおいて血糖値を低下させることが示されている。この論文では,2-メトキシ-リソホスファチジルコリン(2-OMe-LPC)のアシル基をもつイオウ類縁体の,マウスのβTC-3細胞モデルにおける細胞内[Ca2+]iと細胞膜構造に対する影響を調べた。βTC-3細胞においてカルシウム流入を誘導する活性なLPC類縁体は,無修飾のLPC 12:0,14:0,16:0と18:0,およびLPC 12:0,14:0,16:0のホスホロチオエート類縁体などであった。しかし,ミリストイル基やパルミトイル基をもつ化合物の場合は,[Ca2+]iは膜透過性と関連することが,ヨウ化プロピジウム取込や乳酸脱水素酵素遊離によって確認された。LPC 12:0(無修飾LPCとイオウ含有誘導体の両方)および無修飾LPC 18:0は膜の破壊は起こさなかったが,カルシウム誘導剤として機能した。興味あることに,2つのイオウ原子をリン酸基に導入したLPC類縁体の場合は,カルシウム流入と膜破壊の促進は観察されなかった。電位依存性カルシウムチャンネルを阻害するニトレンジピンとNiCl2を用いた実験は,研究した化合物が細胞培養系に添加された場合,異なるシグナル伝達機構に関与することを明確に示した。このことは,それらの化学構造,アシル鎖と化学修飾の両方に依存的に関連している。
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分類 (4件):
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代謝異常・栄養性疾患の治療  ,  糖質代謝作用薬の基礎研究  ,  細胞生理一般  ,  すい臓ホルモン 
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