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J-GLOBAL ID：201502207577263268   整理番号：15A1074149

リチウムイオン電池における添加剤としてプロパ-1-エン-1,3-スルトンの役割

The role of prop-1-ene-1,3-sultone as an additive in lithium-ion cells

著者 (4件)： SELF Julian (Dep. of Physics and Atmospheric Sci., Dalhousie Univ., 6310 Coburg Rd., Halifax, NS B3H 4R2, CAN) ,  HALL David S. (Dep. of Physics and Atmospheric Sci., Dalhousie Univ., 6310 Coburg Rd., Halifax, NS B3H 4R2, CAN) ,  MADEC Lenaiec (Dep. of Physics and Atmospheric Sci., Dalhousie Univ., 6310 Coburg Rd., Halifax, NS B3H 4R2, CAN) ,  DAHN J.R. (Dep. of Physics and Atmospheric Sci., Dalhousie Univ., 6310 Coburg Rd., Halifax, NS B3H 4R2, CAN)
資料名： Journal of Power Sources  (Journal of Power Sources)
巻： 298  ページ： 369-378  発行年： 2015年12月01日 
JST資料番号： B0703B  ISSN： 0378-7753  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： Liイオン電池における,そのPES添加剤の役割および究極の運命を記述する,分解経路提案のため,実験結果と共に密度汎関数理論(DFT)を使用した。PESの酸化は,その正極にてカルボニルスルフィドガスおよびエテンを生成するが,両者は,実験的に観察される副生物である。しかしながら,シンプルなPES酸化に対するその計算標準ポテンシャル,E⁰_ox~6.7V対Li/Li⁺は全く高い,これは,この経路が有りそうもない,ことを示唆する。”反応性電極モデル”を提供したが,そこでは,その正極材料は,PES(および他溶媒)の擬似燃焼における試薬である。この自然プロセスは,カルボニルスルフィド,二酸化炭素,および岩塩表面層を生成するが,それらの全てが実験的に観察された。その負極において,PESの還元が,2つの一電子段階経由にて起きたが,そこでは,E⁰_red,1=0.9VおよびE⁰_red,2=4.3Vであった。この還元化学種,Li₂PESは,水素およびメチルラジカルと反応することができ,プロペン,メチルプロペン,プロパンおよび硫化リチウムを生成した。また,求核Li₂PESは,求電子PES,エチレンカルボナート,またはエチルメチルカルボナートと,反応することができる。その固体電解質界面(SEI)に対し,18種類の可能な有機硫酸塩’ビルディングブロック’を提供する。X線光電子分光(XPS)測定は,PES還元が,硫化リチウムおよび有機硫酸塩SEI成分両方を事実生ずる,ことを証明した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *リチウムイオン電池 ,  *添加剤 ,  密度汎関数法 ,  電極材料 ,  界面 ,  電解質
準シソーラス用語： カソード材料 ,  SEI

分類 (1件)： 二次電池  (YB04030K)

物質索引 (1件)： プロパ-1-エン-1,3-スルトン

タイトルに関連する用語 (4件)： リチウムイオン電池 ,  添加剤 ,  スルトン ,  役割