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J-GLOBAL ID:201602217323787908   整理番号:16A1364226

CsHDZIV11/CsGL3のプロモーターにおける断片置換は,キュウリ(Cucumis sativus L.)における果実の刺密度と関係する

A fragment substitution in the promoter of CsHDZIV11/CsGL3 is responsible for fruit spine density in cucumber (Cucumis sativus L.)
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巻: 129  号:ページ: 1289-1301  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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[キーメッセージ]CsHDZIV11のプロモーターにおける挿入欠失は,果実の刺密度と同時分離し,キュウリにおける分子育種に利用することができる。[要約]果実の刺密度は,キュウリ(Cucumis sativus L.)のマーケティングにとって重要な品質特性である。しかし,キュウリにおける果実の刺密度の分子的基礎は不明のままである。本研究では,高密度の果実の刺を有する中国北部型キュウリであるCNS2(野生型,WT)からの突然変異体few spines(fs1)を単離した。遺伝解析によって,fs1遺伝子は,単一の劣性メンデル因子によって制御されていることがわかった。fs1突然変異体とWTとの間の交雑に由来するF2集団におけるfs1遺伝子のマッピングには,ゲノム再配列決定と組み合わせたバルク法を用いて,関連解析を通して第6染色体上に位置決定された。fs1遺伝子の位置を決定するためのより多くの多型マーカーを開発するために,fs1変異体と「Chinese long」9930とのの交雑から別のF2集団を作出した。次に,fs1遺伝子を,25の注釈遺伝子を含む110.4kbのゲノム領域に絞り込んだ。fs1とWTとの間のCsa6M514870のプロモーター領域において断片置換が同定された。fs1におけるこの断片は野生型キュウリにも存在していた。Csa6M514870は,毛状突起形成または表皮細胞分化に関連する蛋白質と高い同一性や類似性を共有するホメオドメイン-ロイシンジッパーIV転写因子(CsHDZIV11/CsGL3)であるPDF2関連蛋白質をコードしている。定量的逆転写PCR法によって,WTと比べて,fs1由来の若い果実におけるCsHDZIV11のより高い発現レベルが明らかとなった。この挿入欠失に基づく分子マーカーは,刺密度と同時分離していた。本研究は,果実の刺密度の分子メカニズムを解明するだけでなく,キュウリにおける分子育種のための確かな基礎を提供する。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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野菜  ,  分子遺伝学一般 

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