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J-GLOBAL ID:201602229579140164   整理番号:16A1364223

キュウリ(Cucumis sativus L.)における白色の未熟果実を制御するw遺伝子のマップベースクローニング,同定と特性解析

Map-based cloning, identification and characterization of the w gene controlling white immature fruit color in cucumber (Cucumis sativus L.)
著者 (8件):
資料名:
巻: 129  号:ページ: 1247-1256  発行年: 2016年07月 
JST資料番号: D0382B  ISSN: 0040-5752  CODEN: THAGA6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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[キーメッセージ]単一ヌクレオチドの挿入によって,キュウリにおける白色の未熟果実の原因となる未成熟終止コドンに変化した。[要約]著者らのこれまでの研究で,キュウリの未熟果実の白色を制御する遺伝子のマッピングと候補遺伝子の同定で進展がみられたにもかかわらず,クロロフィル代謝やその調節機構を支配する特定の遺伝子はまだわかっていない。本研究では,9497のF2植物からなるマッピング集団を作出して,唯一の候補遺伝子APRR2を定義する制御遺伝子を8.2kbの物理的区間に定めた。APRR2遺伝子の全長DNAとcDNAを配列決定することによって,フレームシフト突然変異と未成熟終止コドンに起因する101個のアミノ酸からなる短縮蛋白質をコードする対立遺伝子aprr2の同定が可能になった。遺伝子構造予測によって,これらの101残基が蛋白質の機能に必要なドメインに位置することが示された。APRR2遺伝子の発現パターンは,果実形成期における緑色強度の視覚的変化と完全に一致した。果皮の顕微鏡観察によって,Q24系統(白色)は,Q30系統(緑色)と比べて,葉緑体が少なく,葉緑体のクロロフィル貯蔵能力が低いことが明らかとなった。白色w遺伝子における1塩基の挿入によって,未成熟終止コドンに変化して,クロロフィル蓄積と葉緑体形成におけるこの遺伝子の機能を無効にしたと仮定される。これらの知見は,果色に関する基礎研究や遺伝的改良に有益となる。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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野菜  ,  分子遺伝学一般 

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