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J-GLOBAL ID:201602235231344871   整理番号:16A1154010

鋼材の種類と使い方(1)-鉄鋼製造プロセスと製造設備-

著者 (1件):
資料名:
巻: 54  号: 11  ページ: 4-11  発行年: 2016年11月01日 
JST資料番号: S0985A  ISSN: 0285-3892  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本連載では,まず鉄鋼製造プロセスと製造設備について概説する。次回以降の連載記事からは,厚板,薄板,鋼管など主な鉄鋼製品の種類や特長と使い方を順次紹介していく予定である。また,最後に鉄鋼製造プロセスで利用されるクレーンおよび吊具についても触れる予定をしている。銑鋼一貫製造プロセスは鉄鉱石から銑鉄を製造する「製銑」,溶銑から炭素と不純物を徹底的に取り除いた鋼を製造する「製鋼」,鋼片から最終製品を製造する「圧延」に大別される。高炉最上部から装入された原料は炉内を下降し,還元ガスは炉内を上昇する。高炉は鉄鉱石から銑鉄を取り出すための巨大な化学反応容器,すなわち,原料と還元ガスが向流するタイプの反応炉であるといえる。鉄鉱石の主要成分は酸化鉄であり,赤鉄鉱,磁鉄鉱,褐鉄鉱が多く使われている。これらの酸化鉄がCまたはCOによって還元されてFeとなる。銑鉄は炭素,燐,硫黄および珪素などを含むため,粘りがなく脆い。脆さの原因となる不純物をできるだけ取り除いて粘りのある鋼を製造するのが製鋼プロセスである。圧延プロセスは鋼片から最終製品を製造するプロセスである。厚板,薄板(熱延鋼板・冷延鋼板など),条鋼(形鋼・線材など)の最終製品を製造する各圧延プロセスと各種鋼管の製造プロセスがある。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (2件):
分類
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鉄鋼製造一般  ,  炉,製造装置 
引用文献 (6件):
  • 新日鉄住金㈱編著:鉄と鉄鋼がわかる本,日本実業出版社(2004)。
  • 新日鉄住金㈱編著:鉄の未来が見える本,日本実業出版社(2007)。
  • 新日鉄住金㈱編著:鉄の薄板・厚板がわかる本,日本実業出版社(2009)。
  • 日本鉄鋼協会編:第5版 鉄鋼便覧 第1巻 製銑・製鋼,日本鉄鋼協会(2014)。
  • 日本鉄鋼協会編:第5版 鉄鋼便覧 第2巻 圧延・二次加工,日本鉄鋼協会(2014)。
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