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J-GLOBAL ID:201602237776158380   整理番号:16A1114077

生化学的および転写的分析は,「安吉白茶」(Camellia sinensis)における3つの発色段階および発達段階の間で異なる代謝産物生合成プロファイルを明らかにする

Biochemical and transcriptomic analyses reveal different metabolite biosynthesis profiles among three color and developmental stages in ‘Anji Baicha’ (Camellia sinensis)
著者 (9件):
資料名:
巻: 16  号: Sept  ページ: 16:195 (WEB ONLY)  発行年: 2016年09月 
JST資料番号: U7027A  ISSN: 1471-2229  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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背景:アルビノ茶栽培品種「安吉白茶」の新芽は,低温では黄色または白色で,春の初めに環境温度が上昇すると緑色に変わる。「安吉白茶」の代謝産物プロファイルは,特にカロテノイドや,クロロフィル,およびテアニン濃度に関して,3つの発色段階および発達段階にわたってかなりの変動性を示す。これまでの研究では,特定の生育段階におけるアルビノ茶植物の葉における生理学的特徴や,遺伝子発現の相違,および代謝産物の存在量の変動に焦点を当てられた。しかしながら,アルビノ茶葉の種々の発色段階および発育段階における代謝産物生合成を調節する分子機構は,完全に特徴づけられていない。結果:著者らは,RNA-Sequencingを用いて,黄緑色や,葉柄および再緑化段階で,「安吉白茶」葉を分析した。葉のトランスクリプトームは,3つの段階の間でかなり異なった。遺伝子オントロジー濃縮や「Kyoto Encyclopedia of Genes and Genomes」濃縮分析に基づく機能分類は,差次的に発現しているユニジーンが光合成生物において,代謝経路や,二次代謝産物の生合成や,フェニルプロパノイド生合成および炭素固定に主に関連していることを明らかにした。化学分析では,緑色期よりも葉期において,β-カロチンやテアニンのレベルはより高いがクロロフィルaのレベルはより低いことが明らかとなった。さらに,カロテノイドや,クロロフィルおよびテアニン生合成に関与するユニジーンが同定され,これらの生合成経路における差次的に発現されたユニジェントの発現パターンが特徴付けられた。同時発現解析により,これらの経路における重要な遺伝子を同定した。これらの遺伝子は,種々の葉の色や「安吉白茶」茶植物の発生段階の間の,代謝産物の生合成の相違に関与している可能性がある。結論:著者らの研究は,さまざまな段階で「安吉白茶」茶植物の転写および生化学分析の結果を提示する。各発色段階および発達段階の異なるトランスクリプトームプロファイルは,生合成経路の変化を同定することを可能にし,茶植物のアルビノ表現型へのそのような変異の寄与を明らかにした。さらに,トランスクリプトームと関連代謝物の比較は,種々の段階で二次代謝経路の根底にある分子調節機構を明らかにするのに役立った。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  物質の代謝 
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