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J-GLOBAL ID:201602257897330746   整理番号:16A0837079

細胞内薬物送達のためのポリ(l-乳酸)-b-ポリ(エチレングリコール)-b-ポリ(l-乳酸)の酸化還元応答性花状ミセル

Redox-responsive flower-like micelles of poly(l-lactic acid)-b-poly(ethylene glycol)-b-poly(l-lactic acid) for intracellular drug delivery
著者 (10件):
資料名:
巻: 90  ページ: 351-362  発行年: 2016年05月04日 
JST資料番号: D0472B  ISSN: 0032-3861  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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骨格に二重ジスルフィド架橋を有するポリ(l-乳酸)-b-ポリ(エチレングリコール)-b-ポリ(l-乳酸)(PLA-PEG-PLA)のトリブロック共重合体から自己組織化した酸化還元応答性ミセルを合成し,陽子核磁気共鳴(1H NMR)およびサイズ排除クロマトグラフィー(SEC)により特性評価した。共重合体のPEG(Mn=1000,2000,および4000g mol-1)とPLA(Mn=1600g mol-1)はそれぞれ異なる分子量を有していた。トリブロック共重合体PLA3000-PEG2000-PLA3000およびPLA3000-PEG4000-PLA3000は水性媒体において平均直径110nmおよび43nmの花状ミセルに自己組織化し,ジブロック共重合体と比べて小さいそれぞれ0.017および0.014mg mL-1の臨界ミセル濃度(CMC)を有した。さらに,in vitro薬物放出分析により,還元性雰囲気で薬物放出形状になることを示した。3-(4,5-ジメチル-2-チアゾリル)-2,5-ジフェニル-2H-テトラゾリウムブロマイド(MTT)in vitro試験において,NIH 3T3細胞に対して最大1000μg/mLのミセル濃度でも顕著な細胞毒性を示さなかった。さらに,蛍光顕微鏡測定とMTT試験により,ミセルが細胞内還元応答性の効果によりジブロック共重合体と比べて速い薬物放出と大きな細胞増殖阻害を示すことを例示した。上記結果は,還元応答性を有する生分解性および生体適合性ミセルが癌治療の潜在的薬物送達システムを構築する基盤を提供できることを示唆した。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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高分子溶液の物理的性質  ,  高分子担体・触媒反応 
物質索引 (1件):
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