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J-GLOBAL ID：201602268020668654   整理番号：16A0547552

三元系Cu₂O-Cu-CuOナノ複合材料:魅力的な活性を持った触媒

A ternary Cu₂O-Cu-CuO nanocomposite: a catalyst with intriguing activity

著者 (3件)： Sasmal Anup Kumar (Department of Chemistry, Indian Institute of Technology, Kharagpur-721302, India. [e-mail]) ,  Dutta Soumen ,  Pal Tarasankar
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 45  号： 7  ページ： 3139-3150  発行年： 2016年02月21日 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本研究では,Cu₂OとCu(0)ナノ粒子触媒の合成を提示した。銅アセテート一水和物は,如何なる界面活性剤の使用や支援も無しに,室温でヒドラジン水和物の多様な濃度を使って,明らかに異なる2種の触媒粒子を生成した。そして,それらの両方を別々に,室温でヒドリドホウ酸ナトリウムのある水溶液中で4-ニトロフェノール還元に使用した。驚いたことに,Cu₂Oの触媒活性が,金属Cu(0)ナノ粒子のそれよりも非常に高いことに気付いた。4-ニトロフェノール還元に関して,他の貴金属ナノ粒子を凌駕して酸化第1銅ナノ粒子の例外的に高い触媒活性の理由を確認した。妥当な機構を報告した。還元反応におけるCu₂Oナノ粒子のいつもと違う活性が,生成したままの三元ナノ複合材料(Cu₂O-Cu-CuO)の所為であることを観察し,この材料は迅速に電子をリレーし,一層良い触媒として作用した。この三元系複合材料では生成したままのCu(0)の高い活性を,水素化物転移反応に関する原因であると証明した。裏付けるTEM研究で,4-ニトロフェノール還元の機構を確立した。著者等の提案を一層確かなものにするために,Cu₂Oとヒドリドホウ酸ナトリウムを使って,組成的に似たCu₂O-Cu-CuOナノ複合材料を調製した。この複合材料は生成したままの三元ナノ粒子のそれよりも低い還元率を示した。界面活性剤無しの条件下で,Cu₂Oからの4-ニトロフェノール還元用の単離したCu(0)ナノ粒子の進展を考慮した。酸化第1銅の合成過程と,4-ニトロフェノール還元におけるその触媒活性は,非常に使い易く,速く,費用効果の良い,水溶液の中で操作しやすいものであって,このことを分光光度法で確認した。更に,Cu₂O-触媒された4-ニトロフェノール還元手法を,電子的に多彩なニトロアレーンの還元に一層拡張した。室温の水溶液でのこの簡潔な触媒処理は,前例のない触媒性能を明らかにし,全ての研究界から関心を集めるであろう。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *酸化第一銅 ,  酸化銅 ,  *ナノ複合材料 ,  *三元触媒 ,  触媒 ,  ナノ粒子 ,  ヒドリドホウ酸ナトリウム ,  触媒活性 ,  接触還元
準シソーラス用語： 3元触媒 ,  Cuナノ粒子

分類 (3件)： その他の触媒  (CB06123Z) ,  塩基,金属酸化物  (CD01030Z) ,  酸化,還元  (CF02060T)

物質索引 (1件)： 4-ニトロフェノール

タイトルに関連する用語 (7件)： Cu2O ,  Cu ,  CuO ,  ナノ複合材料 ,  魅力 ,  活性 ,  触媒