文献

J-GLOBAL ID：201602272669041366   整理番号：16A1011637

アンチペロブスカイトフッ素化合物[Cu(H₂O)₄]₃[(MF₆)(M′F₆)]における組成および構造上の多能性

Compositional and Structural Versatility in an Unusual Family of anti-Perovskite Fluorides: [Cu(H₂O)₄]₃[(MF₆)(M′F₆)]

著者 (4件)： FELDER Justin B. (Univ. South Carolina, South Carolina, USA) ,  YEON Jeongho (Univ. South Carolina, South Carolina, USA) ,  SMITH Mark D. (Univ. South Carolina, South Carolina, USA) ,  ZUR LOYE Hans-Conrad (Univ. South Carolina, South Carolina, USA)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 55  号： 14  ページ： 7167-7175  発行年： 2016年07月18日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 磁性材料,超電導材料として使用し得るアンチペロブスカイトについて,金属フッ化物を含む6種の[Cu(H₂O)₄]₃[(MF₆)(M′F₆)]型アンチペロブスカイト(MおよびM′=V,Cr,Mn,Fe,及び,M=Fe,M′=V及びCr)を合成するとともに,その構造と磁性について調べた。上記6種のアンチペロブスカイトは緩やかな水熱合成により結晶性の高いものを合成できることを見出した。また,これらはいずれも,通常のABX₃型ペロブスカイト構造のA,Bが,MF₆^3-およびM′F₆^3-で置換され,カチオン部位が[Cu(H₂O)₄]²⁺で置換された構造をとる。磁性測定の結果,Fe/VおよびFe/Crの組み合わせが低温で複雑磁性を示すことを見出した。

シソーラス用語： *銅錯体 ,  アクア錯体 ,  水熱合成 ,  錯体生成 ,  X線回折 ,  *結晶構造 ,  エネルギー分散X線分光分析 ,  紫外可視吸収スペクトル ,  磁化率 ,  *磁気的性質 ,  バナジウム錯体 ,  クロム錯体 ,  マンガン錯体 ,  鉄錯体 ,  フルオロ錯体
準シソーラス用語： 単結晶X線回折 ,  粉末X線回折

分類 (3件)： 第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y) ,  遷移金属元素(鉄族元素を除く)の錯体の結晶構造  (BK09030X) ,  その他の無機化合物の磁性  (BM06060P)

タイトルに関連する用語 (6件)： ペロブスカイト ,  フッ素化合物 ,  Cu ,  H2O ,  組成 ,  多能性