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J-GLOBAL ID:201602289473371961   整理番号:16A1054543

共存カチオンによる水溶液中の[Au(CN)2-]オリゴマーの発光効率の増強

Considerable Enhancement of Emission Yields of [Au(CN)2-] Oligomers in Aqueous Solutions by Coexisting Cations
著者 (4件):
資料名:
巻: 55  号: 15  ページ: 7739-7746  発行年: 2016年08月01日 
JST資料番号: C0566A  ISSN: 0020-1669  CODEN: INOCAJ  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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[Au(CN))<sub>2</sub><sup>-</sup>]<sub>n</sub>の発光性がAu-Au結合の形成,つまり重合度nに強く関係していることは既に示した。本研究では,励起状態[Au(CN))<sub>2</sub><sup>-</sup>]<sub>n</sub>の寿命,発光波長および量子収率についてカチオン類R<sub>4</sub>N<sup>+</sup>(テトラメチルアンモニウムMe<sub>4</sub>N<sup>+</sup>やテトラエチルアンモニウムEt<sub>4</sub>N<sup>+</sup>)の共存,溶液の温度や粘度の関数として検討した。R<sub>4</sub>N<sup>+</sup>の添加によって量子収率は,添加しない場合(<1%)に比べて約40%に増加した。すなわち,R<sub>4</sub>N<sup>+</sup>は[Au(CN))<sub>2</sub><sup>-</sup>]オリゴマーを安定化させる。発光寿命に及ぼす温度,溶媒および粘度の効果についても溶液中の励起状態のオリゴマーの緩和機構に基づいて明らかした。[Au(CN)<sub>2</sub><sup>-</sup>]溶液の発光量子収率はオリゴマーの励起状態の寿命によって決定されること,この緩和過程に対する活性化エネルギーに関して,カチオンの存在や溶媒温度などに依存して0.15-0.7eVが得られたが,この障壁が大きいほど量子収率はよくなる。上述の結果は,[Au(CN))<sub>2</sub><sup>-</sup>]のような単純な化学種の光物理学的性質が適切な共存カチオンの選択または溶媒環境を変えることによって制御できることを示す。
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分類 (2件):
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錯体のルミネセンス  ,  第11族,第12族元素の錯体 
物質索引 (1件):
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